手の所作に注意したい食事中のマナー
品性が問われる食事中のマナー
仕事以外の場面でも、社会人として身につけておきたいマナーがあります。ここでは、レストランなどに行ったときに必要になる食事のマナーを紹介します。職業によってはお客様と食事に行くこともあるかと思いますので、その際にも役立つでしょう。食事中のマナーで大切になってくるのは「手の所作」です。
腕組みはNG
まず、初めに「腕組み」について気を付けてみましょう。会議中や考え事をしているとき、待ち合わせをしているときなど、腕組みをしがちなシチュエーションというのは多くありますが、食事をするときはしないようにしてください。料理が運ばれてくる間や会話中に自然とやってしまうという人もいるかと思います。しかしこれは食事の場では行儀が悪く見えてしまいます。周りへ威圧感を与えますし、不満があるのかと勘違いをされてしまうこともあります。
肘はテーブルに置かない
食事中に肘を付くのもNGです。箸やフォークを持っている手はもちろんですが、逆側の手もテーブルに付けないようにしましょう。特に男性に多いマナー違反です。これも行儀が悪く見えてしまいます。そして料理がないときに、これは女性に多い所作として、肘を付いたり頬杖をついて会話をしてしまうことがあります。また、飲み物を持った手の肘をテーブルに付けてしまうこともあります。これも行儀の悪い所作の一つですので注意してください。
ナイフやフォークの扱い方
ナイフやフォークを使う際には、料理の切り方や口への運び方に気を遣う必要があります。これがきちんとできていれば上品なイメージを与えることができますが、もう一つ注意したいのがナイフやフォークを持ったままで行う身振り手振りのジェスチャーです。いくらナイフやフォークの使い方が上手くてもこのようなジェスチャーをしてしまうと一気に下品に見えてしまいますので注意してください。また、箸で人を指すような行為も非常に失礼です。もし取引先などの重要な人物との会食でこれをしてしまえば、一気に信用を失ってしまうことでしょう。
スタッフを呼ぶとき
お店のスタッフを呼ぶときの所作にも気を付けてください。手を挙げて合図する際に目いっぱい伸ばして手を振ったり、手招きをしたりしてはいけません。スタッフを呼ぶときは、自分の目の高さ当たりで止めるようにしましょう。スタッフも接客のプロですので、来店されているお客様のことは常に注意深く見ています。大げさなことをしなくても気付いてくれますので、上品な所作で良いイメージを保てるようにしてください。