事前に知っておきたいお葬式のマナー
お葬式の服装
社会人として知っておきたいお葬式のマナーについて紹介します。お葬式はいつその場面が来るか予想のできないものですので、今のうちにしっかり学んでおきましょう。まず、服装についてです。男性の場合は、白無地のワイシャツに黒の礼服、黒のネクタイ、そして黒の靴下で統一しましょう。タイピンやカフスボタンはつけないほうが一般的です。女性も黒が基本で、ワンピース・スーツのどちらでも構いません。しかし、黒でも肌の露出が多いものや透ける素材のものは避けてください。夏でも黒のストッキングをはくようにしてください。アクセサリー類も控えめに、指輪に関しては結婚指輪以外NGです。また、子どもがいる人の場合、学校の制服があればそれで問題ありません。なければ黒かそれに近い地味な服装で揃えてあげてください。
香典はケースバイケース
次に香典に関してですが、金額に関しては故人とどのような関係だったのか、自身の社会的な地位、あるいは地域ごとの習慣によって異なりますので、わからない場合は近い知り合いの出席者に相談した方がいいでしょう。そして、お通夜か告別式のどちらかに持参し、袱紗に包んで渡しましょう。もし出席できない場合は袱紗に香典を包み、現金書留で喪主に送りましょう。その際は、出席できない理由とご冥福を祈る手紙を必ず添えてください。
弔電を打つ方法
遠方で出席ができず弔電を打つ際には、「115」で申し込みましょう。そこで配達日の指定も可能です。もしくは近くのNTT支社・営業所へ行くか、ホームページから予約しましょう。お悔み電報の例文も用意されていますので、考える余裕がない場合はその中から選ぶことができます。
供花を送る際の連絡先
供花を送る際は、まずは御葬家の方にその旨を伝えたうえで、葬儀会社の連絡先を聞きましょう。もしくは御葬家の方に会場だけ聞いて、会場側に葬儀会社の連絡先を聞くのでも構いません。いずれにせよ注文の際に必要な喪主の名前は必ず聞くようにしてください。自分だけで花屋に頼むと、会場で飾ってある他の花と種類が違い浮いてしまうケースも考えられますので、葬儀会社や会場に問い合わせるのが基本です。
言葉遣いにも注意
お葬式ではNGとされる言葉遣いがあります。「死」という言葉はもちろんですが、その他にも悲しいことを繰り返すような言葉はNGです。「またまた」「たびたび」「いよいよ」「重ね重ね」などです。受付では「この度は御愁傷様でございます」「(香典を出す際)どうぞ、お供えください」「(記帳後)お参りさせていただきます」などといった言葉遣いをしましょう。